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施設再開、週末に人影戻る 緊急事態解除、来島自粛は継続、観光地閑散 奄美群島

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南海日日新聞

 鹿児島県では16日、緊急事態宣言解除から初の週末を迎えた。奄美群島でも一部の公共施設などが再開し、関係者や利用者から安堵の声が聞かれた。一方、各島では緊急事態宣言の解除後も「県外からの来島自粛」の要請を継続中で、観光地などはこの日も人出が少なかった。また外出したものの「外は人が少なく、本当に外出していいのか心配」と現状に戸惑いや不安を抱く人もいた。  3月初めから休館していた伊仙町の健康増進施設「ほーらい館」は15日から手指消毒や検温、マスク着用など感染防止対策を講じて営業を再開した。同日はコロナ禍前と変わらない人数が訪れ、16日も午前中から多くの人が筋トレなどで汗を流していた。  休館前までほぼ毎日施設を利用していた地元の松田忠雄さん(76)は「休館中は利用できなくてストレスだった。体を動かすのは楽しいね」と気持ちよさそうに汗を拭った。  知名町のフローラルパークもこの日は多くの人出。午前中、グラウンド・ゴルフ場では約20人がプレーを楽しんでいた。同町の坂井和昭さん(72)は「外で体を動かして最高に気持ちいい。(コロナの影響で)4月から試合がなくて残念。早く大会も再開してほしい」と話した。  16日に再開園した奄美市笠利町のあやまる岬観光公園では、グラウンド・ゴルフに興じる中高年や遊具などで遊ぶ家族連れの姿が見られた。同市名瀬から家族4人で訪れた川上真治さん(43)は「家で過ごす時間が長く、子どもはストレスを感じている様子だった」と、久々の外出を喜んだ。  一方、同市笠利町の県奄美パークは営業を再開した15日の来館者が5人で、16日も客足はまばら。秋ごろまで団体客の予約は入っておらず、地元向けイベント開催も見通せない状況。宮崎剛次長は「できる限り3密を避ける環境は整えたが、客足は徐々に回復するのを待つしかない」と語った。

 同市名瀬の大浜海浜公園もほとんど人の気配がなく、砂浜では数組の家族連れが磯遊びをしてリラックスした雰囲気だった。  同市名瀬の主婦(34)は3歳の長男と膝まですそをまくり、波打ち際で磯遊び。「大型連休中、外出を控え家にいたが、子どもはずっと海に遊びにいきたがっていた。台風が来る前に、少しでも息子に息抜きさせないと。緊急事態宣言は解除されたが、まだ安心できない。どこまで外出していいのか分からず困っている」と話した。  同市住用町の黒潮の森マングローブパークは16日から通常開園したが、観光客に人気のカヌーの利用はなく、現在は予約もなし。半面、地元の人の利用が主なグラウンド・ゴルフコースはさっそくにぎわいが戻っていた。  瀬戸内町のせとうち海の駅は一部再開したテナントもあるが、観光客らしき人影はなく、地元住民が船の待ち時間に利用するぐらい。水中観光船「せと」は14日から減便して営業を再開したが、客は少ないという。  奄美市名瀬から訪れ、同船を利用した20代夫婦は「4月に奄美大島に転勤したばかり。外出を自粛していたが、解除されたのでいいかなと。2人貸し切り状態で楽しませてもらった。このままコロナが収束してくれたら」と笑顔で話した。

奄美の南海日日新聞

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