万華駅と多賀大社前駅、礁渓駅と伊豆長岡駅が姉妹駅に 来月締結式/台湾
(台北中央社)台北市の万華駅と近江鉄道の多賀大社前駅(滋賀県)、宜蘭県の礁渓駅と伊豆箱根鉄道の伊豆長岡駅(静岡県)が来月4日、台湾で姉妹駅協定を締結する。台湾鉄路管理局(台鉄)が31日に発表した。 台鉄によると、万華駅は日本統治時代の1901(明治34)年に開業。北部有数の貨物集散地だった。2002年に地下化され、現在駅周辺では大規模な再開発が進められている。観光地として名高い龍山寺の最寄り駅として知られる。一方の礁渓駅は1919(大正8)年に開業。温泉街に隣接し、周辺には最近日本でも知る人が多くなった抹茶山や五峰旗瀑布などの景勝地がある。 台鉄は、万華駅と多賀大社前駅では由緒ある宗教芸術を堪能でき、礁渓駅と伊豆長岡駅では温泉を楽しめるなどそれぞれに共通点があると説明し、各駅が日台双方の人気スポットになることに期待を寄せている。 締結式は同じ日の午前10時40分に礁渓駅、午後3時に万華駅で行われる予定。 近江鉄道と伊豆箱根鉄道はいずれも、台鉄が2015年に包括的事業連携に関する友好協定を結び、交流してきた西武ホールディングス傘下の会社。台鉄によれば、この2社は、友好深化のため、日台双方が共同で選び出したという。 (編集:塚越西穂)