厄介者の魚 名刺入れに 八幡浜の企業 アイゴの皮で試作 天然の風合い「食用以外の魅力発信」(愛媛)
ひれの毒や独特の臭みから厄介者とされる魚アイゴ。その販売に取り組む愛媛県八幡浜市保内町磯崎の「古屋野水産」はアイゴをさらに有効活用しようと皮を使った名刺入れを試作した。同社によると、アイゴの革製品はおそらく全国初という。「資源の好循環を生み出し漁師の収入増につなげたい」と展望している。 アイゴの革は染色せずに天然の風合いを生かしつつ、牛革の色は変更も可能。年内にも自社の電子商取引(EC)サイトなどで販売を開始する予定だ。
愛媛新聞社