知っておきたい 英国王室が所有する美しい宮殿&邸宅8選
英国王室がバッキンガム宮殿やケンジントン宮殿のような世界でも有名な宮殿に住んでいることはよく知られているものの、それほど有名でない邸宅も所有しているのをご存じ? 今も王室所有の物件や、現在は博物館となっているかつての宮殿も、英国王室の歴史や生活を思い出させてくれます。英国ロイヤルたちがホームと呼んできた宮殿&邸宅を厳選してご紹介!
バッキンガム宮殿
王室が所有する全物件の中で、最も有名かつ多くの人々に訪問されてきたのはやはりバッキンガム宮殿。1837年以来の歴史を持つ、イギリス国王の公邸です。新古典主義で設計された宮殿には、なんと775室もの部屋があり、188のスタッフの寝室、92のオフィス、78のバスルーム、52のロイヤルとゲストの寝室、19の大広間が! 現在では、エリザベス女王とフィリップ王配がロンドンに滞在する際の住まいとなっています。
クラレンス・ハウス
現在、チャールズ皇太子とカミラ夫人が住んでいるのは、こちらの王室所有の公邸。 1825年から1827年にかけて建てられ、エリザベス女王とフィリップ王配は1947年に結婚した後、このタウンハウスに住み、1953年から2002年まではエリザベス王太后(エリザベス女王の母)の邸宅でもありました。また、ウィリアム王子とハリー王子も、2011年と2012年にケンジントン宮殿へ移るまではここに住んでいました。
セント・ジェームズ宮殿
セント・ジェームズ宮殿は、ヴィクトリア女王の治世になるまで、英国国王や女王の住居として使用されていました。この宮殿は、君主制においても重要な役割を果たしており、君主が亡くなると、こちらにあるプロクラメーション・ギャラリー(布告の間)で新国王または女王の即位が正式に発表される習わしになっています。現在は、アン王女、ベアトリス王女、アレクサンドラ王女のロンドンでの住まいとなっており、王室メンバーが関わるチャリティやレセプションも開催されています。
ケンジントン宮殿
ヴィクトリア女王の生家で子ども時代を過ごしたケンジントン宮殿は、547もの部屋を擁し、多くの王室メンバーが暮らしてきました。4つのフロアと20の部屋があるアパートメント1Aは、2017年半ば以降、ウィリアム王子とキャサリン妃の主な住居となっています。こちらは、ダイアナ元妃、ハリー王子とメーガン・マークルのかつての住まいでもありました。