世界最高額は誰だ? サッカー選手市場価値ランキング。ノルウェーの大器は急成長、一方で評価を落としたのは…【6~10位・2021最新版】
100億円を超える移籍金(契約解除金)も珍しくなくなった今日のサッカー界で市場価値の高いサッカー選手は誰なのか。今回フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値ランキングの最新版を紹介する。※成績は1月6日時点、価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠
10位:ノルウェーの大器
FW:アーリング・ブラウト・ハーランド(ノルウェー代表/ドルトムント) 生年月日:2000年7月21日(20歳) 市場価値:1億ユーロ(約120億円) 今季リーグ戦成績:9試合出場/10得点2アシスト 10位にランクインしたのはノルウェーが生んだ大器だ。ザルツブルクで本格ブレイクを果たし一昨年12月にドルトムントへと活躍の場を移したが、ドイツの地からも世界に衝撃を与え続けており、現在のその価値は1億ユーロ(約120億円)にまで上昇。恐ろしい速度で成長を遂げている。 訪れたチャンスを確実にモノにできる決定力の高さはストライカーとして際立っており、身長194cmという体躯からは想像できないスピードも兼備する。そして何より、緊張感漂う舞台でも堂々たる姿勢を崩さないメンタルの強さが魅力。まさに非の打ち所がない選手である。 リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドから主役のバトンを継ぎうる若者は、今季ここまで公式戦15試合で17得点3アシストを記録と大爆発中。しかし、もはや一本決定機を外しただけで騒ぎとなるノルウェー代表FWは、まだまだゴールネットを揺らし続けていくはずだ。
9位:C・ロナウド2世
FW:ジョアン・フェリックス(ポルトガル代表/アトレティコ・マドリード) 生年月日:1999年11月10日(21歳) 市場価値:1億ユーロ(約120億円) 今季リーグ戦成績:14試合出場/5得点4アシスト 母国の強豪ベンフィカでヨーロッパリーグ(EL)史上最年少ハットトリックを記録するなど世界の注目を集め、2019年に1億2600万ユーロ(約151億円)という移籍金でアトレティコ・マドリードに加入。それに伴い市場価値も大きく上がり、今や世界トップクラスの仲間入りを果たしている。 左右両足を巧みに使ったテクニックとドリブルを武器に攻撃のグレードを引き上げることが可能で、シュートセンスも非凡なものを兼備。ウイングにも対応できるが、より中央でのプレーでこそ輝きを放つことができる選手だ。あとはフィジカル面を成熟させれば、さらに怖い存在となるだろう。 アトレティコ1年目だった昨季は期待と重圧に押しつぶされ、環境の変化等もあってなかなか持ち味を発揮できずにいたが、今季はディエゴ・シメオネ監督の下で水を得た魚のように躍動。とくに新加入のルイス・スアレスとの連係は抜群だ。この好調をどこまで維持できるか。