辻希美「登録者数110万人越えまでのトライ&エラー。私のYouTube【辻ちゃんネルの作り方】」
モーニング娘。のメンバーとしてデビューし、現在は中学生の長女、小学生の長男と次男、3歳の三男の、4人の子の母となった辻希美さん。日々、育児のかたわら芸能活動を続けています。そんな辻さんの連載「大好きな人と結婚しよう」、今回のテーマは、「YouTube」について。いまや登録者数が110万人を突破するまでに成長した大人気YouTubeチャンネル「辻ちゃんネル」ですが、開設当初は今と少しスタイルが違っていたそう。そんな「辻ちゃんネル」の変遷から、よく話題になる「本当に自分で編集しているの?」問題、子どもがYouTubeをどう受け止めているのかという家族のお話まで、たっぷりお聞きしました。 辻希美「アウトドアが苦手な私が海に行く理由【旦那さんと趣味が違う問題】」
YouTubeを開設したばかりのころは、撮影も編集もノータッチでした
みなさんは、Youtubeを利用されていますか? お気に入りのチャンネルはありますか? この連載でもちょくちょくお話をさせていただいていますが、私もYouTubeのチャンネルを持っていて、現在400本ほどの動画をアップしています。 YouTubeをはじめて3ヵ月くらいは、YouTubeのスタッフの方が撮影と編集作業をやってくださっていました。そのため、撮影をするときは専用のスタジオに出向き、事前に決めた内容を撮るスタイルだったので、スタッフの方も大勢いましたし、テレビの撮影に近い感じでしたね。
当時の私は、パソコンを持っておらず、そもそもパソコン自体にまともに触れたこともなかったので、まさか自分が編集のような専門的な作業をやることになるなんて夢にも思っておらず……。でも徐々に、せっかくYouTubeをやるなら編集作業まで自分でできるようになれたらいいな~と思うようになり、勢いでパソコンを購入したんです。 とはいっても「編集ってなにをやるの?」というゼロベースの状態でした。独学でどうにかできるレベルではまったくなく……(苦笑)。誰かに教わらないことには始まらない! ということで、旦那さんの知り合いのつり系YouTuber、“釣りよかでしょう。”のムネオさんに、遊び感覚で教えてもらうところから始めました。ムネオさんは佐賀県在住の方なので、上京したタイミングでわが家に来ていただき、長時間、みっちりご指導いただきました。 その頃、私が担当していたのは、2~3時間ほど撮影した映像から不要と思われるシーンを取り除き、15分とか20分にまとめるという編集作業です(テロップ関係だけは、ほかのスタッフの方にお願いしていました)。編集作業が慣れないうちは1本の編集に数日かかることもありました。睡眠時間を削ることも多く、まだ生後半年くらいの赤ちゃんだった末っ子を抱っこ紐でおんぶしながら作業することもしばしば……。今、振り返ると「よくやっていたな~!」と自分のことながら思うのですが、編集作業はわりと好きだったので苦にならず、どちらかというと何もかも忘れて没頭できるのがちょっと楽しくもありました。