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海底から引き揚げた500トンのプラごみ→スニーカーや洋服に変身。ファッションに問われる「つくる責任、つかう責任」

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ハフポスト日本版

履き心地の柔らかそうな真っ白なスニーカー。なんと、漁師が海で引き上げた「プラスチックごみ」が生まれ変わった商品なのだという。

3月に日本に上陸した「エコアルフ」は、リサイクル素材や環境負荷の少ない素材を使った、スペイン発のアパレルブランドだ。ペットボトルやタイヤ、漁に使う漁網などの廃棄物から作るリサイクルファブリックを独自に研究開発し、それらを使用したアパレルや雑貨を製造・販売している。

プラごみ、漁師が回収の協力

2016年の世界経済フォーラムの報告書によると、毎年海には少なくとも800万トンのプラごみが流れ出ているという。この重量は東京スカイツリー222基分にも相当し、海の生物に与える影響が懸念されている。 こうした背景からエコアルフが2015年に始めたのが、漁師が漁で魚と一緒に引き上げたプラごみを回収し、それを分別・再生して繊維に変え、衣服として販売する「UPCYCLING THE OCEANS」という取り組み。本国スペインではこれまで、500トン以上のごみを海底から回収してきた。 また、プラごみをリサイクルして素材を作ることで、従来の製造工程と比べ、水は20%、エネルギーは40%、CO2は50%も削減することができるという。 2021年には、日本の海でプラごみを回収し製品化、国内で販売することを目指している。 「海を綺麗にしながら衣類を作り、その売上でさらに海を綺麗することができます。また、商品の背景をお客さんに伝えることで、環境に対する意識を変えてもらうこともできます」エコアルフの日本展開を担う三陽商会・エコアルフ企画課長の下川雅敏さんはそう話す。

一方で、エコアルフのTシャツは一着約7000円ほどで、ファストファッションと比べると決して手頃な値段ではない。今後、日本での展開にどのような展望を抱いているのだろうか。 「ヨーロッパと比べると、ファッションにおける『サステナビリティ(持続可能性)』の考え方は、まだ日本の消費者には浸透していないと感じます。しかし『商品の生産背景や意図を理解して着ることが、かっこいい』という新しい価値観を消費者に伝えていくことができれば、サステナブルなファッションはもっと浸透していくと考えています」下川さんはそう話す。

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