「ゆず湯」のサービス 湯郷ベル選手巫女姿に さわやかな芳香にゆったりと/岡山・美作市
冬至の21日、「ゆず湯」のサービスが湯郷温泉(岡山県美作市湯郷)の旅館やホテルなど15施設で提供され、利用客がさわやかな芳香に包まれながら昔ながらの風情を堪能した。 【写真】塩湯社で執り行われた神事
湯郷温泉観光協会が県内最大のユズの産地・久米南町産約1500個を準備。泉源近くの塩湯社での神事のあと、各施設に配分した。
元湯・湯郷鷺温泉館は独自に調達した美作市産と合わせ約900個を用意。女子サッカー・なでしこリーグ2部で優勝した湯郷ベルの選手2人が巫女姿にふんし、露天風呂に浮かべていった。
入浴客は湯けむりに包まれながら果実を手にとりゆったりとくつろいでいる。「いい香り。水面に浮かぶ様子も癒やされるし体の芯から温まる」と津山市宮尾の男性(73)。
「ゆず湯に入ると風邪をひかない」との言い伝えから同協会が毎年恒例で企画している。
津山朝日新聞社