2025年1月スタート　共演の志尊淳に惚れ惚れ「かっこいいですね～」

“最低男”大森一平を演じる香取慎吾【写真：(C)フジテレビ】

　俳優の香取慎吾が、2025年1月期に放送されるフジテレビ系連続ドラマ『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』（木曜午後10時）で主演を務める。このほどインタビューに応じ、“最低男”を演じる心境とともに本作への意気込みを語った。 【写真】「一瞬誰か分からなかったよ」と衝撃…香取慎吾の“激変”ショット 　香取演じる物語の主人公・大森一平は、テレビ局の報道マンとして家族のケアを全くしない仕事人間だったが、その昭和的な価値観のせいで不祥事を起こし、追われるように退社。人生崖っぷちに追い込まれ、家族嫌いで子ども嫌いの最低男が、選挙に当選するためにシングルファーザーの義弟・小原正助（志尊淳）とその子どもたちとともに暮らすことになり、やがて本気で選挙に立候補することになるという、新しいジャンルの“選挙＆ニセモノ家族ドラマ”となる。 　クランクインから数週間。今回、11年ぶりのフジ連ドラ主演となる香取は「大変ですよね」と久しぶりの連ドラ撮影現場に驚きを明かす。今回は正助の子どもたちとのシーンが多く、「子どもたちは朝からのシーンでもとにかく元気なんですよ。それはびっくりしますし、『そんなにパワフルだと夜までもたないよ』と言っていても、最後まで元気いっぱいなんですよ」と子役のパワーに圧倒されているという。 　香取演じる一平は“伯父さん”役のため、撮影の間で子役たちは父親役の志尊と過ごしているといい、「僕は自分の時間で台本を読んだりしていて、この感じは初めてですね」と新鮮な現場だと語る。 　また、共演する志尊については「かっこいいですね～。スラッとしていて、イケメンですね。かっこよくて真っすぐで、皆さんに勧められる男です」と笑うと、「初めてとは思えないぐらいにお芝居もすんなり居心地よく、そして撮影の合間もいい距離感です」とスムーズに撮影を進めている。 　明るく率直に話す香取とは対照的に、今作で演じる一平は“最低男”。自らの野望を隠し、子どもに見えないところで舌打ちをするなどあまりの最低ぶりに、「心配になるくらいです」と苦笑して、「香取慎吾は最高男なので、一平を知っていったら結構最低で」と自身とのギャップに戸惑ったと明かす。 「悪役やってるのか、みたいな感じもしてきています。プロデューサーさんは『そんなことはない』と言うんですけど、『この先、僕の役は好かれるんですか？』ってさっきも話していて、『大丈夫です』って言われてるんだけど」と不安も吐露。 　それでもシーンを重ねる中で「いまは気持ちよくなってきましたね」と変化を明かし、「ドラマの中で最低じゃない雰囲気のときもあるので、どこが本当なのか演じていても分からなくなることもあります。最低な目的のために動いているのか、その行動がどのように最低な男につながっていくのか楽しくなってきました」と手応えもつかんでいる。