大阪府・吉村知事が定例会見2月3日(全文3)自宅待機SOSは発生届なくても対応
1万3000件の入力漏れは現状分析に影響するのでは
大阪日日新聞:大阪日日新聞の椎葉でございます。いつもお世話になっています。先ほどの1万3000件の入力漏れの件なんですけれども、1万3000件というのはかなり相当な数だと思われます。現状における分析等にもかなり影響があると思うんですが、そこら辺についてどういうふうにお考えでしょうか。それと、この1万3000件のことが例えば今後の、もしくは現状での対応の違いとかに出てくるんじゃないかと思うんですが、そこら辺のところをお願いいたします。 吉村:感染の倍加速度については日々追っていますけれども、ここが変わってくるという認識を持っています。例えば昨日でいくと、東京で2万件以上の陽性者がありましたが、大阪は1万1000件でした。今までの傾向からすると、これはやっぱり少ないなという思いがありましたけれども、これは感染が鈍化しているわけではなくて、ここの数を載せると1万5000件ぐらいになりますので、やはり傾向とすれば変わってない。そういった意味で、感染がどういう傾向を示しているのかということの分析において、ここの今、修正を加えている部分を頭に入れて考えていきたいと思っています。 それから、この登録が遅れているという観点から、やはり先ほどの質問にもありましたけど、データ上は登録されてないけれども、その人は陽性者として困ったという状態で連絡されてこられる方が、陽性者ではないという前提で、基礎情報もないとなかなかSOSにしても対応するのが不十分な点がどうしても出てきてしまいますので、ここはもう早く解消する必要があると。ただ、ここは大阪市さんも昨日で7000件の登録、そして日曜日までに全て解消するというふうに聞いてますので、そこも頭に入れて対応していきたいと思っています。 大阪日日新聞:今後の、例えば緊急事態宣言等々の発令というのもあるんですけれども、その判断ですね、そこら辺に影響をどのように及ぼすと考えておられますか。 吉村:そこには直接影響は及ばない数だと思っています。 大阪日日新聞:ありがとうございます。 司会:それでは毎日新聞さん。 毎日新聞:すいません、毎日新聞の矢追です。先ほど来、1万3000の入力漏れの話がありますが、私もそれに関連して質問します。そもそも、すいません、1万3000件、漏れているということなんですが、大阪市はこれまでも、大阪市の保健所ですけど、かなり処理速度が遅くて問題になるということが波のたびにたびたびありまして、そのたびになんかあとで手を打ってカバーをしていくということがあります。そもそもどうして大阪市のほうで手が足りなくなるのか、このことについて何かお考えはありますか。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見2月3日 全文4に続く