こだわりの庭園から技術学ぶ 宇部市
ガーデナー宅訪問、初ツアー
市民ガーデナーが丹精込めて草花を育てている自宅の庭を訪問し、その技術やこだわりを学ぶ「オープンガーデンうべツアー」が11日、宇部、山陽小野田市の会場を巡って行われた。13人が参加し、ツアーのために特別公開した個性豊かな6カ所の花庭散策を楽しんだ。宇部観光コンベンション協会主催。 四季折々の花が咲くまちづくりを目指し「ガーデンシティうべ構想」に取り組む、宇部市ならではの地域資源を活用したプログラムを提供しようと、同協会として初めて開催。案内と解説役は、山口庭園都市文化研究所所長の国司淑子さんが務めた。 一行は、常盤公園の花いっぱい運動記念ガーデンからバスで出発し、両市のガーデナーの自宅を巡回。厚東棚井上にある木村智子さん(66)のガーデニング用の別宅では、甘い香りが漂い、色彩豊かな花々が咲き誇るウエルカムゾーンがお出迎え。敷地には曲線の石畳、バラのアーチ、果樹や色とりどりの小花の寄せ植えなどが広がっており、参加者はそのデザインや栽培方法を熱心に観察していた。木村さんは「緑がいっぱいの庭は心を癒やしてくれる。若い人たちにも、家に一本でも花を植えて楽しむ人が増えてほしい」と語った。