【タイ】車椅子マツナガ、タイ販売店開設で再出発
車椅子の製造販売などを手がける松永製作所(岐阜県養老町)のタイ販売会社であるマツナガ(タイランド)は12日、タイの首都バンコクに旗艦店を開設したと発表した。健康寿命延伸に資する商品・サービスへの需要の高まりに応じ、販売拠点を再開設した。 新店舗は、全面改装を終えたバンコク中心部の商業施設「セントラル・チットロム」のリニューアルオープンに合わせて4階に開設した。店舗面積は130平方メートルで、取扱商品数は約70品目。このうち約20品目が車椅子となる。 マツナガ(タイランド)の早矢仕真史マネジングディレクターはNNAに対し、「富裕層を中心とした高品質な車椅子の需要の高まりを受け、当社としては初めてとなるサイズや色を選べるセミオーダー車椅子を発売する」と話した。注文を受けた後、日本で製造してから輸出する形となる。 同氏はまた、「高齢者や介護者をトータルでサポートできるように、協力企業のヘルスケア商品も取りそろえた」とコメントした。旗艦店を拠点とした再出発に向けて、タイ市場のニーズに合わせた商品を提供していく考えを示した。 マツナガ(タイランド)は2015年にタイ1号店を開業。その後8店舗展開していたが、20年に新型コロナウイルス感染症の影響で全店閉鎖した。