ツルッとした金属が印鑑に変身!? 精密加工技術がすごすぎるホビーメタルの「未来印」
[ホビーメタル] 未来印
世界が認める日本のものづくりの水準の高さ。それを知っていても驚かされる製品がある。パソコンやスマホなどに内蔵される超精密電子部品を金型から生産する山梨県大月市の「岩井プレス」が製作した『未来印』がそれである。 【写真8枚】ツルツルの金属がどうやって印鑑に?写真で確かめてみて! 一見すると金属製の円筒。綺麗に磨き上げられた断面は、本体後部のダイヤルを回転させることで文字の余白部分が沈み、文字が浮き出る仕組み。 きれいに磨かれた金属製の印鑑である。しかし、印面は平らで、そこに文字は見当たらない。では、どうやって使うのか――――――。 一見、外筒と中筒の二重構造だが、中筒も二重構造になっており、本体は外筒、中筒、内筒の三重構造。印を押す際は、後部のダイヤルを時計回りに回す。すると内筒が沈み込み、印面に文字が出現する。 緻密な削り出しによる文字は中筒に施されているので、内筒(文字以外の余白部分)が沈むことで、印面に文字が浮かび上がるわけだ。中筒と内筒の隙間はわずか0.0002mm。その隙間は肉眼ではわからず、中筒と内筒の高さが同じなら印面は平らにしか見えない。 1. キャップをはずし、印面がフラットな状態で付属の朱肉をムラなくつける。 まさに精密加工の極みと呼ぶべき印鑑。それを最大6文字まで注文できる。 2. 後部のダイヤル部分を時計回りにゆっくり回して印面の文字を出す。 3. 自重を利用してしっかりした捺印が可能。使用後は印面を平らに戻して、付属のクリーナー布で朱肉を拭き取る。 未来印の本体と、印面を保護するキャップ。 付属品とともに専用の桐箱に収納してある。 職人が微調整を加えながら、無垢のステンレスを精密加工機械で削り出す。仕上げの研磨、組み立てもひとつずつ手作業で行なう。 [ホビーメタル] 未来印 165,000円 印鑑、印鑑ケース、専用朱肉、専用クリーニングクロス、文字デザインデータ入りUSBのセットを化粧ケースに入れてお届け。印鑑は全長約6.8×直径(印面寸法)1.9cm、約138.5g。ステンレス、印面の目印にオニキス。印鑑ケースは全長約9×直径3cm。洋革、真鍮。化粧ケースの素材は桐。メーカー保証1年。日本製。 ※ご注文からお届けまでの目安は約30日となります。 ※受注生産につき、ご注文後のキャンセル・返品不可。 ご希望の文字を本誌巻末の「商品ご注文用紙」の備考欄、WEBからはご注文画面下部の「通信欄」にご記入ください(電話・FAXでのご注文不可)。 ※文字は漢字ひらがな、カタカナのみ、最大6文字まで。 ※書体は篆書体をアレンジしたものとなり、配列や文字レイアウトの指定・事前確認はできません。 ※一部の複雑な文字は対応できない場合があります。 ※同梱のUSB内の文字デザインデータは、電子印鑑としてご利用いただけます。 ※故障を避けるため、朱肉やクロスは必ず付属のものをご使用ください。 文/DIME編集部