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乳を強く吸われて…“天の川”の起源になった驚きの物語とは?

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ananweb

東京・上野の国立西洋美術館で、3月中旬に『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』のプレス内覧会が開かれました。現在、美術館は臨時閉館中ですが、取材時に撮影した作品画像の一部を本記事でご紹介。おこもり生活の気分転換に、ネットで名画をご覧になってみてください。

ロンドン・ナショナル・ギャラリーとは?

ロンドン・ナショナル・ギャラリーは、1824年に設立された世界屈指の美術館。ロンドン中心部にある同館には、13世紀から20世紀はじめまでの西洋絵画が展示されています。 ヨーロッパにある有名美術館は、王室が集めた美術品がベースになっているところが多いのですが、ロンドン・ナショナル・ギャラリーは英国民の力で創設。「西洋絵画史を網羅するコレクションをイギリスに作る」という目的で収集されているので、質の高い作品がそろっています。 200年近い歴史をもつ美術館ですが、今まで館外で大規模な所蔵作品展をしたことはなかったとのこと。今回は61点もの作品が来日し、史上初の展覧会としても注目されています。

天の川の起源は…

会場では、テーマ別に7章構成で絵画作品が展示されています。本記事では、そのなかから3点をピックアップします。 まず第1章「イタリア・ルネサンス絵画の収集」でご紹介するのは、ヴェネツィアで活躍した画家ティントレット(1518頃~1594)の《天の川の起源》。 この絵に描かれている場面は、神々の王ユピテルが息子ヘラクレスを抱き、正妻ユノ(最高位の女神)の乳を飲ませようとしているところです。 ヘラクレスは人間のアルクメネと浮気したときにできた子どもだったので、不死身ではありません。そのためユピテルは、ユノの乳を飲ませ、息子に永遠の命を与えたかったのです。 しかし、ユノは寝ていたときに乳を強く吸われたので、驚いて目を覚まし、ユピテルがヘラクレスを急いで引き離そうとします。そのとき母乳が天空に飛び散り、乳の道ができた……という物語がMilky Way(天の川)の起源。 この絵画では、ユノの乳首から母乳が吹き出し、流れ星のようにきらきらと天に輝く様子が鮮やかな色彩で描かれています。

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