「別府」に特急停めます 山陽電車「各停のみの駅」が大変化! 実は利用者多い“難読駅”
ホームが6両対応に
加古川市(兵庫県)と山陽電鉄は2024年9月11日、別府駅を次のダイヤ改正から特急停車駅にすると発表しました。 【その読み方、違うよ】「別府駅」の駅名看板(写真) 市は、別府駅周辺を副都心と位置付けたまちづくりを進めています。山陽電鉄によると別府駅は、加古川市の南の玄関口として多くの住民が利用しているほか、多数の企業や大型商業施設「アリオ加古川」が駅周辺に立地するなどして、山陽電車で6番目に乗降客が多い駅(2023年実績で約8000人)になっているといいます。 この乗降客数は、同じく本線の特急停車駅である高砂駅や飾磨駅と同じ水準か、少し多い状況です。 現況を踏まえ、山陽電鉄は本線や別府駅の混雑緩和などを目的として、6両編成の列車が停車できるようホームを延伸するなどの駅改良工事を推進中。 事業が順調に進めば、2025年早々にはホーム改良工事が完了することから、次期ダイヤ改正から直通特急列車や特急列車が同駅に終日停車するようになります。これにより、停車する列車の本数が増えることに加え、明石・神戸や姫路方面への移動時間が短縮します。 なお、次期ダイヤ改正は2025年以降で、時期は未定です。 また、別府駅に関しては、加古川市が2024年度から駅前広場のリニューアルに向けた検討を開始。さらに、10月1日からJR東加古川駅と別府駅を結ぶ神姫バスのバス路線新設も予定されています。 ちなみに、駅の読み方は「べふ」です。
乗りものニュース編集部