沖縄を抜いて1位となったのは?都道府県の公式観光関連サイト閲覧者数TOP15
徐々にではありますが、高止まりだった新型コロナウイルスの感染者数に減少してきました。とはいえ不要不急の県をまたぐ移動はまだまだ控える必要があり、旅行を楽しめるのはかなり先となりそうです。だったらせめて「コロナ禍収まったらここに行きたいな~」と情報サイトを眺めつつ、旅行気分を少しでも味わっている人もいるかもしれません。
Go To Eatで伸び率が急上昇!大阪観光局のサイトが1位に
そこで今回ご紹介するのは、公益社団法人日本観光振興協会とネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズが協同で実施した、2020年の観光関連Webサイトの年間閲覧者数に関する調査。都道府県公式観光情報サイトの中でパソコン閲覧者数を集計したところ、左のような結果となりました。 前年度比132%と閲覧数が急増し、1位となったのは大阪観光局公式サイト「OSAKA-INFO」。観光地として人気が高い沖縄県の「おきなわ物語」も抜いた、堂々の結果です。同調査によると「OSAKA-INFO」のアクセス数が急激に伸びたのは、農林水産省によるGo To Eatがスタートした2020年10月。また大阪のGo To Eatでは条件を満たした飲食をした利用者にポイントを還元する「少人数利用飲食店応援キャンペーン」など、独自の試みも行っていました。お得な情報に対するアンテナの鋭さはさすが大阪という印象ですが、自治体の試みが相乗効果となり、1位につながったのではないかと考えられます。
自分が作った旅行プランでしおりも作れる!千葉の観光サイトが大人気
大阪に続く2位は三重県観光連盟公式サイト「観光三重」。一見観光が盛んなイメージが少ない県に感じる人も多いかもしれませんが、伊勢神宮と熊野古道という人気のパワースポットを擁しています。サイトではこれらの人気観光地はもちろん、県外の人に知られていない場所の取材記事が充実していました。読んでいるとちょっとした旅気分が味わえ、人気なのもうなずけます。 逆に前年比67.6%と大きく閲覧数を減らしているのが、東京の観光公式サイト「GO TOKYO」。東京都の新型コロナウイルスの感染者数が連日ニュースととなっている中、やはり地方の人にとっては「東京はコロナが蔓延しているので行ってはいけない場所」という印象が強いのでしょうか?ちなみに「GO TOKYO」をみてみると、洗練されたデザインで東京の観光情報がスッキリまとまっていました。 また、前年比133.8%と大阪府を超える閲覧者数の伸び率を見せたのが、6位にランクインした千葉県公式観光情報サイト「まるごとeちば!」。こちらのサイトは独自のサービスが充実しており、例えばサイト上から行ってみたい観光スポットやイベントを組み合わせ、自分なりのプランが登録できる「マイ旅プラン」という機能もあります。マイ旅プランに登録するとサイト上で旅のしおりを作成するこができ、みんなに共有することもできるそう!こういった試みがあると知れば、ついアクセスしたくなるものです。 今はサイトを眺めているだけでも、いつかはまた旅行できる日が来るはずです。早く日常を取り戻すためにも、1人1人の感染防止対策が大切になります。みんなが旅行を楽しめるその日まで、サイトで情報をたくさん仕入れておきましょう! 【調査概要】全国のヴァリューズモニター(20歳以上男女)の協力により、ヴァリューズが独自に定義する「旅行・交通」カテゴリのWebサイトおよび各都道府県公式観光情報サイトについて、2020年と2019年の年間閲覧者数を集計し比較を行った。さらに2020年の1年間において「観光」を含む検索語句とその検索者数を集計。 ※ランキング表内の「カテゴリ」はヴァリューズが独自に定義している。 ※サイト閲覧者数や検索者数はPCおよびスマートフォンからのアクセスを集計し、ヴァリューズが保有するモニタ内での出現率を基に、国内ネット人口に則して20歳以上の動向を推測。 ※一部の各都道府県公式観光情報サイトについては、リニューアル等に伴い、2020年と2019年でサイト名称やURLが変更されている場合があるが、2020年のものを掲載している。