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予言を外した「岡田晴恵」教授の言い分 ワイドショーで「医療現場が大混乱に」と発言

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デイリー新潮

 新型コロナのご意見番となって久しい白鴎大学の岡田晴恵教授(57)。テレビで連日、PCR検査の拡充が急務と訴え、現況や将来について悲観論を訴えることが多い。中でも過日の「予言」は人々の心胆を寒からしめたが、事態はその通りに推移しているや否や。  ***

 岡田教授が“常連”となっている番組のひとつがテレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」。その7月13日放送分で驚きの発言は飛び出した。 「医療現場も、あと2週間したら大混乱になる可能性もありますよ」  そう言って表情を歪める岡田教授。折しもこの前日、東京都では新規感染者が4日連続で200人を超え、新宿の小劇場を訪れた客の陽性者が59人目に到達。実に約850人が濃厚接触者に認定されるなど、各種の数字に人々は慄(おのの)いていた。 「番組では、菅官房長官の“この問題は圧倒的に東京問題と言っても過言ではないほど東京中心の問題”という危機感も露わな発言が紹介され、続いて岡田教授が“2週間で大混乱に”とコメント。視聴者は恐怖したと思います」  とは厚労省担当の記者。 「ただ、番組の放送から2週間が経ちますが、病床数の逼迫や医療関係者の負担は指摘されても、それを“大混乱”とまで言えるのか。視聴者は病院が感染者で溢れ返り、重症者や死者が激増する、というイメージを抱いたのでは……」  最善を望み、最悪に備えよ、とは医療関係者が旨とする言だが、視聴者は「最悪」のほうに反応するもの。岡田教授、いささか罪作りではありますまいか。

ダイヤモンドになれ

 岡田教授に見解を問うと、 「いえ、これから時間差で出てくるんです」  ときっぱり。 「いまこれだけ患者数が増えているということは、病床もすぐに圧迫される。先日も都内で500人弱の感染者が出て、入院待機者は千人に達している。まさに目を覆う状況です」  過剰に煽った感は?  「普通の人は死者が増えたり、ICUがいっぱいにならないと何も思わないかもしれない。でも、患者がこれだけ増えたいま、今後は死亡者や重症化する人が続出することになりますよ」  2週間後、と断言した点についてはどうか?  「私は政策屋。政策屋って“いま”を見るんじゃなく、“2週間後”がどうなっているか、どうしたらいいかを必死で考えるの。そもそも私が痛いと感じるのと、国民が感じるタイミングとは違うのかもしれません」  さらに続けて、 「新型肺炎は感染から発症まで平均5~7日です。発症して検査し、結果が出るまで最短10日、基本的には14日が必要。だから、現時点の感染者数は2週間前の数字で“いま”の数が出るのは2週間後。いま軽症でも何日か後にいきなり重症化することもある。だから、2週間後を見ろと」  岡田教授のもとには時折、尊敬する免疫学の専門家から励ましの電話があるとか。「“岡田さんを傷つけようとする人への最高の仕返しは、君が傷つかないことだ。同じ炭素由来でもスス炭は二束三文。分子配列が変わればダイヤモンドになる。君はダイヤモンドになれ。美しく硬くなれ”ってね。だから私は訴え続けます」  決意は硬い、いや固い。 「週刊新潮」2020年8月13・20日号 掲載

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