OB訪問で推定年収1500万男と会ってラブホの話をしてみた結果【ノンフィクション婚活話】
俺ならリッツカールトンを予約するけどね 度を超えたサラリーマンの一言
しかし、最終的に私が「こいつムリだ」と思った原因は、あろうことか、やはりこの金銭感覚だったのである。女友達の予想は的中。やはり友達の助言は素直に聞くべきなのかもしれない。 その日も私たちは記念日でもないのに一人3万円程度のアニバーサリーディナー(なぜ記念日じゃないのにアニバーサリーにするのだろう、店員さんも困っていた)を食し、ワインをボトルで3本ほど開け、夜の街を歩いていた。 ふと、何の話題だったかは忘れたが、私が「結婚しても寝室は別がいい派」であることを打ち明けると、彼はとても驚いた様子だった。私は「他人と寝るのが苦手で、落ち着かない」と理由を添えた。 すると彼は、「え……? 今まで彼氏とホテルに泊まったことないの? ホテルって言ってもまぁ、普通の男は変なホテルかもしれないけど、もし俺だったら君のためにリッツカールトンを予約するけどね」 え……??? そのリッツカールトンの話はなんだ??? 私が言いたかったのは、毎日誰かと一緒に眠るのは自信がないという意味で、旅行などで他人と泊まるくらいはもちろんできるけど? なにより、普通の男が変なホテル(ラブホテルのことだね)を使うシチュエーションで、 俺はリッツカールトンを予約するだと……? 成果主義の会社のトップセールスマンとはいえ、言ってもサラリーマン。30歳で推定年収は1500万前後。ちょっと羽振りが良すぎるのではないだろうか。 こいつ、金銭感覚ヤベェェェエ!!! と思った私は、リッツカールトンを予約されてしまう前になんとか逃げ切ろうと思い、 「うん、彼氏と泊まったこともないし、そういうの無理なの」と言って帰ったのである。 何事も身の程をわきまえることは大事だろう。
E子
「まさか未婚のまま30歳を迎えるとは……」気づいたら30代独女となり、次から次へと男性と会っていく中で、独自の婚活観を築いてきたOLのE子。これまで出会ってきた数多の男性とのエピソードを例にしながら、ときにおもしろおかしく、ときに皮肉を込めてたTwitterの投稿が話題となり、ライターに。Twitter : https://twitter.com/escape_no_e_yo