ヘンリー王子、ドキュメンタリー番組への出演が決定 タブロイドとの訴訟が「使命」である理由を語る
タブロイド紙「サン」などを出している新聞社「ニュース・グループ・ニュースペーパーズ(NGN)」を違法な情報収集で訴えているヘンリー王子。裁判に関するドキュメンタリー番組「Tabloids on Trial(原題)」に出演、裁判について語ることが明らかになった。放送するテレビ局「ITV」が発表した。 【写真】自分とそっくりの家族や親戚がいるロイヤルファミリー
同局によると王子は番組で「なぜイギリスのタブロイド紙の違法行為を暴露するために戦っているのか」を明かすという。さらに雑誌『ハリウッドリポーター』は「このドキュメンタリーはタブロイドの違法な手口を暴露するために戦い続け、新聞の責任者たちが本当は何を知っていたのかを探るという王子のミッションについて聞いている」と報道、王子にとってタブロイドの戦いが使命であることを強調している。番組には王子と共にタブロイドを提訴している俳優のヒュー・グラントやシンガーのシャルロット・チャーチも出演する。
雑誌『ピープル』によると王子は現在、複数の新聞社と4つの訴訟で争っている。NGNとの裁判の他に「デイリーメール」を出す新聞社「アソシエイテッド・ニュースペーパーズ・リミテッド(ANL)」のことも名誉毀損で提訴している。 王子は昨年12月には新聞「ミラー」を出している「ミラー・グループ・ニュースペーパーズ(MGM)」との裁判に勝利。裁判所は新聞社側に18万ドル(2,900万円)の賠償金の支払いを命じた。王子は判決を受けてコメントを発表、「自分の正当性を証明する判決だ」「ドラゴンを倒すと火傷をすると言われてきた。でも今日の勝利と自由で正しい報道のために必要なことをする重要性を考えれば、その火傷は支払う価値のある代償だ。私の使命は続く」と語っていた。
王子はこれまでタブロイドとの裁判で王室も批判。「王室は盗聴の事実を知っていた」「私が訴訟を起こすのを阻んだ」と語っている。インタビューが放送されるのは現地時間7月25日(木)。テレビ番組に出演するたびに爆弾発言を投下してきた王子。今回は何を話すのか、マスコミの注目が集まっている。