「Yahoo!ニュース」月間100億PVの内訳を解説 スマホがPCを超えたのはいつ?

今月からYahoo!ニューススタッフブログがリニューアルしました。「news HACK」では、Yahoo!ニュースを支えるデータやナレッジ、サービスの裏側などを不定期でお届けしていきます。

突然ですが、Yahoo!ニュースは全体で毎月どのくらい見られているかご存知でしょうか?

本題に入る前に、まずは最近のざっくりとした数字をご紹介します。

2014年6月、Yahoo!ニュースはパソコン・スマートデバイス(スマートフォン、タブレット)あわせて月間100億PVを突破しました。
100億PVを突破したのは1996年のスタート以来初めてのことです。6月以降も100億を上回る形で推移し、直近の10月は過去最高の約109億PVとなりました。
記事を配信いただいている多くの媒体や執筆者、そして膨大な数のユーザーに支えられているYahoo!ニュースですが、今回は、そのPVの中身をデバイス別に振り返ってみたいと思います。

ことし6月、月単位で初めてスマホPVがPCPVを上回る

SNSやスマートデバイスが普及する中で、アプリ利用率やタイムラインからの流入などが増加し、かつて主流だった「PC版トップページからYahoo!ニュースを見る」というユーザー導線は、ここ数年で大きく変化しました。
ヤフーも全社的にスマートデバイス時代にあわせた戦略を展開しており、日別ではすでに、レジャー先や自宅でスマホに触れるユーザーが比較的多い休日を中心に、スマホPVがPCPVを上回る現象がみられていました。

とはいえ、これをお読みの方の中には「Yahoo!ニュース」と聞いてPC版トップページの8本のトピックスがまず頭に思い浮かぶ方も少なくないのではないでしょうか。
スマートデバイスからのトラフィックが急成長する一方で、オフィス人口の多い平日を中心に、PCでYahoo!ニュースを閲覧するユーザーも成長を続けており、月別ではPCPVがスマホを上回る時代が続いていました。

そのような状況がついに逆転したのが、ことしの6月。5月から6月にかけてPCPVはほぼ横ばいだったものの、スマホPVが伸びてPCPVを上回りました。
100億PV越えとスマホPVの逆転。振り返ってみると2014年6月は、Yahoo!ニュースにとって、2つの大きなトピックスがあった月でした。

なぜ6月? カギはブラジルと日本の「時差」

では、なぜこの時期にスマホがPCを上回ったのでしょうか。

6月を振り返ってみると、社会的に大きな注目を集めたサッカーブラジルワールドカップ(6月13日~7月14日)がありました。
6~7月は、W杯関連のニュースがYahoo!ニュース全体の数値をけん引しましたが、その中でもスマホがPCを抜いた要因の一つとして、試合の開催時間帯が考えられます。ブラジルとの時差の関係で、就寝前や通勤電車の中など、スマホの閲覧需要が高い深夜から朝の通勤時間帯に多くの試合が重なったため、スマホやタブレット端末から試合をリアルタイムでチェックするユーザーが多かったとみられます。

試合開始が朝7時の通勤時間帯に重なった日本代表vs.ギリシャ戦の日(2014年6月20日)と通常の日(6月平均)の推移を比較してみました。

試合が始まった7時ごろから、通常の日よりもアクセスが大幅に増えています。この日は試合が終わった午前9時以降も、一日を通してほぼ通常の日を上回って推移しており、あらためてW杯の注目度の高さがうかがえます。

特に試合終了後の時間帯で注目したいのは、ランチタイムを迎える12時~13時(PC・スマデバ計約4470万PV)。この日は試合が終わり午前9時を過ぎると、通常の日との数値の差は試合中と比べていったん縮まるものの、正午台にふたたびグンと広がり、この時間帯のPVは6月平均と比べて45%増、UBは32%増でした。

あくまでも推測ではありますが、仕事や出勤でリアルタイムで試合結果を見られなかったため、お昼休みにゆっくり結果のハイライトや監督や選手のコメント記事をチェックした・・・というユーザーが多かったのかもしれません。

「月100億PVの半数以上がスマホ」が示すもの



出典:平成26年度版 情報通信白書「主な情報通信機器の普及状況(世帯)」-総務省

これまでご紹介した通り、ブラジルW杯は6月のスマホPV増を後押しする一因となりました。
ただ、社会的関心の高いニュースのあるなしに限らず、スマートデバイスの普及状況(上記グラフ)や10月に発表されたニールセンの調査結果にもみられるように、スマホの普及が急速に広がる中、Yahoo!ニュースでも月間でスマホがPCを上回る時が来るのは時間の問題でした。
その一方で、数多くのユーザーを抱えるYahoo!ニュースで「月間PVの半分以上がスマホから来るようになった」という現状は、ニュースのユーザー起点の変化やスマートデバイスの普及が、幅広いユーザー層に浸透してきたことをあらためて裏付けた、と捉えることもできそうです。

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