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保存か解体か 大槌町の葛藤

3/8(火) 11:24 掲載

3.11の痕跡、保存か解体か「震災遺構」めぐる大槌町の葛藤

「震災直後は、元気にならなきゃと過ごしてきたけど、5年たつと、寂しさが増してきた」
最愛の娘を失った上野ヒデさん(73)はそう言葉を絞り出した。東日本大震災の津波で甚大な被害が出た岩手県大槌町。40人もの犠牲者を出した旧役場庁舎は当時のままの姿で現地に立つ。「つらいから取り壊して」という町民がいれば、「忘れないために保存を」と望む町民もいる。解体か、保存か、もっと議論を尽くすべきか。被災者たちの心は揺れている。今も決して切れない大切な人との繋がりの中で、静かに揺れる。その声に耳を傾けた。(Yahoo!ニュース編集部)