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美しき“モグラ女子”たちにも負けない美ボディすぎる韓国“マッスル美女”たちとは?

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
ユ・スンオク(写真提供=PROFESSIONAL ENTERTAINMENT)

日本では“モグラ女子”が話題だ。“モグラ女子”とは、モデルとして女性誌を飾りながら男性誌のグラビアでも活躍する女性タレントたちを総称するそうで、代表的なのは馬場ふみか、久松郁実、泉里香などだという。

彼女たちが登場する雑誌はよく売れるらしいこともあって、さらなる“モグラ女子”を発掘したいのか、最近は筆者のもとにも知人の雑誌編集者から「韓国にも“モグラ女子”はいますか?」との問い合わせが来ることも多い。

そこで韓国の雑誌編集者に訊ねてみたところ、最近の韓国雑誌界では京都出身の日本タレントRUIが話題らしい。

(参考記事:韓国男性雑誌『MAXIM KOREA』表紙を飾った日本人アイドル、RUIとは?)

日本生まれ・日本育ちの23歳ながら韓国でアイドル・デビューしたRUIは最近、雑誌『MAXIM KOREA』最新号の表紙を飾って話題になっているという。

韓国のモグラ女子は“マッスル・ブーム”の立役者たち

『MAXIM KOREA』は過去にも篠崎愛が表紙を飾って完売するなど韓国成人男子の間で絶大な人気を誇るが、その表紙を飾っただけでも大したものだと思うが、女性誌ではまだ登場したことがない。

「女性誌」と「男性誌」の両方となると限られてくるが、その両方で活躍した人物がいる。 “奇跡のDカップ女神ボディ”ユ・スクオクだ。

『MAXIM KOREA』のグラビアに頻繁に登場しているし、一般紙『京郷新聞』が発行する女性誌『レディ京郷』や、韓国の大手出版社・ソウル文化社が発行する韓国女性誌の定番『ウーマン・センス』でもグラビアを飾ったことがある。

まさに“韓国版モグラ女子”と言えそうだが、ユ・スンオクと言えば韓国で近年、盛り上がっている“マッスル・ブーム”の立役者であり、その“マッスル・ブーム”で一躍有名になった女性たちがある意味、韓国の“モグラ女子”と言えるかもしれない。

例えば以前、本欄でもインタビューを紹介したレイヤンだ。もとはミス・コリア出身のモデルでありながら、2015年マッスル・マニアのスポーツモデル部門とミズビキニモデル部門の2冠を達成して話題になり、雑誌はもちろん、テレビCMにも起用されている。

最近では4月のマッスル・マニアでファッションモデル女子部門グランプリを受賞したイ・ヨンファが人気だ。

ハンディを抱えながらトレーニングで美しい“美ボディ”を手にした彼女は、韓国メディアから“感動セクシー”と呼ばれ、今ではモデルとして大活躍中。先月末に韓国で創刊された『PLAY BOY KOREA』のカバーグラビアも飾っている。

トレーニングで鍛えた美しく健康的な美ボディ

興味深いのは、日本の“モグラ女子”と韓国の“マッスル美女”たちの間にいくつかの共通点があることだ。

例えば日本の“モグラ女子”は、その男性にも女性にも憧れの視線を浴びる“美ボディ”の持ち主であり、キュートなのにセクシーであることが特長だとされているが、韓国の“マッスル美女”たちも、美しく健康的でありながらセクシーさをしっかり主張することを忘れない。

(参考記事:写真20連発!! 韓国ソウルで行われた“マッスル美女”たちの大会がド迫力!!)

そういったマッスル大会でその名を世に知らしめたのが、チェ・ソルファ、イム・ウトゥム、ソ・リナ、ホン・ジュヨンなどで、マッスル大会でその名が知られ、今ではモデルとして活躍している“マッスル美女”たちを数えたらキリがない。ある意味、韓国の“マッスル大会”に目を向ければ、韓国の“モグラ女子”を発掘できると言えるだろう。

また、雑誌のグラビアモデルとしてだけではなく、その活動の領域を広げていることも共通点だろう。

例えば前出したユ・スンオクは、ドラマや映画など演技もするし、『Top Of Muscles』といいったイベントで司会業もこなすなど、マルチなタレント活動を行っている。

レイヤンはドラマ『グッドワイフ』でベッドシーンも熱演するなど女優としても活躍しており、イ・ヨンファは最近、ハリウッド映画のオーディションを受ける予定であることも明かした。

日本の“モグラ女子”たちも馬場ふみかがドラマ『コード・ブルー』に出演したり、泉里香がバラエティ番組に出演したりと、グラビアの世界に留まらずさまざまなタレント活動をしているが、韓国でもそれは同じなのだ。

(参考記事:美容と健康ダイエットで韓国エンタメ界に新風巻き起こす、美しき“モムチャン・スター”たち)

その活動を広げることで“マッスル美女”から“フィットタレント”と呼ばれるようになり、その可能性をグングン広げている韓国の“モグラ女子”たち。日本で“モグラ女子”ブームが過熱していけば、韓国からも“トゥドジ女子”たちがグラビアを飾るかもしれない。

ちなみに“トゥドジ”とは、「モグラ(土竜)」のこと。もっとも韓国の“モグラ女子”の見た目は、野暮ではなさそうだが……。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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