女子プロレスラー木村花さんの早すぎる死に寄せてSNS誹謗中傷被害経験者の本田圭佑、本田真凛、高梨沙羅が怒り、忠告…悲劇繰り返さないために切実意見
何に対してのつぶやきなのかは、はっきりと綴られていない。それでも投稿されたタイミングや冒頭部分の呼びかけ、そして怒気が伝わってくる文面から、この男の胸中を察することができる。 元日本代表MF本田圭佑が、23日深夜に自身のツイッター(@kskgroup2017)を更新。所属するボタフォゴが本拠地を置くブラジル第二の巨大都市、リオデジャネイロ発のつぶやきには「誹謗中傷をする人へ」という切り出しに続いて、こんな言葉が紡がれていた。 「弱い人を狙うな。 誹謗中傷はやるなって言ってもなくならないし、なのでやってもいいからちゃんと強い人を狙うこと。」(原文のまま・以下同じ) 定額制動画配信サービスの『Netflix』で昨年5月から先行配信。同7月からは地上波のフジテレビでも放送されていた、恋愛リアリティー番組『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』に出演していた女子プロレスラーの木村花さんが、22歳の若さで死去したことが23日に判明していた。 木村さんが所属する女子プロレス団体「スターダム」は、死因などを含めた詳細を「いまだ把握出来ていない部分もあり――」と発表している。しかし、SNS上では『TERRACE HOUSE』における、木村さんの出演や言動などに対する誹謗中傷がエスカレートしていた。 木村さんのSNSには苦悩する投稿が見られ、23日未明にはインスタグラムのストーリーズに「さようなら」と綴っていた。ツイッター上では「誹謗中傷」がトレンド入りする状況に、サッカーだけにとどまらず、経済、社会問題を含めた幅広いテーマへ対する持論や疑問をツイッターで積極的に発信してきた本田も、日本との間に存在する12時間の時差をへて反応したのだろう。 実際、SNSがさまざまな影響を及ぼすようになってひさしいいま、さまざまなアスリートが競技の垣根を越えて、木村さんの死去に反応したと見られる投稿をアップしている。